(4) 事業者のエネルギー使用量に関連する事項
(4)-1)の解答・解説
◆解答
- キ.①と②と③
◆解説
- 特定事業者が測定しなければならないのは、「電気」「燃料」「熱」「蒸気」である。
- 特定事業者にはこれらのエネルギーのエネギーの使用状況を測定し、記録・報告する義務がある。
(4)-2)-i)の解答・解説
◆解答
- ウ.③
◆解説
- 熱源となる燃料は、石炭や天然ガスなど種々ある。正確に熱量を把握するには燃料種別に応じて換算係数を乗じる事で、その燃料の熱量と供給された熱量を結びつけた上で、原油数量へ換算する必要がある。

(4)-2)-ii)の解答・解説
◆解答
- ア.①
◆解説
- 「1W•s=1J」である。つまり、「1,000kW•h=3.6GJ」である。
(1,000✖️10^3✖️3,600=3.6GJ) - この値は、電気そのものが持つ熱量である。
- 実際には、燃料を燃焼しタービンを回し発電機で電気を作る、この過程でエネルギー損失が発生するため、発電効率は40%程度となる。
- 「8.64GJ」という数字は、「3.6GJ➗0.4(40%)=9GJ≒8.64GJ」と算出される。
- この値は、電気を作るために必要な一次エネルギーの熱量を示している。
- 上記から、風力や太陽光など自然エネルギーを直接電気に変換するため、損失が無いと判断し、「3.6GJ」に換算する。
- 一方、火力発電のように、燃料を燃やして電気に変換する発電方式では、損失が発生するために、「8.64GJ」に換算する。
- なお、③については、買電される電力の多くは火力発電により発生したものである。そのため、「8.64GJ」に換算する。

コメント